
使用タイミングで選ぶ!作業前・作業中の濃度測定におすすめの酸素濃度計
酸欠防止や酸素欠乏症等防止規則(酸欠則)という言葉を聞いたことはございませんか?
言葉を知っている人や、酸欠防止のために酸素濃度計を用いて測定することは知っていても、 酸素濃度計にはたくさん種類があるため、 どれを使ったらいいか分からないと悩まれたことがある方も多いかと思います。 酸欠は命に関わることなので、正しい機器で正しい計測を行うことが最も重要です。
そこで、酸欠防止や酸素欠乏症等防止規則のためにおすすめの酸素濃度計をこの記事でご紹介致します。 酸素濃度計の使用タイミングは大きく分けて「作業前」と「作業中」に分かれるので、作業前と作業中それぞれでおすすめの酸素濃度計と選定ポイントを解説。
また、実際の使用例や酸素/硫化水素・4種ガス(酸素・硫化水素・可燃性ガス・一酸化炭素)測定器についても記載しているので、 「どの酸素濃度計を選んだらいいのかわからない!」という方は、 是非参考にしてください。
目次
そもそも酸素欠乏症(酸欠)とは
酸素欠乏症(酸欠)とは、人体が酸素の濃度18%未満である環境におかれた場合に生じる症状の事を言います。
においや色などでは判別できない為、危険性が高く、最悪の場合死に至る可能性があるため注意が必要です。 また労働災害を防ぐために、法律で酸素欠乏症等防止規則(酸欠則)が定められています。
酸素欠乏症等防止規則(酸欠則)とは
酸素欠乏症等防止規則(酸欠則)とは、酸素欠乏症等防止の安全基準を定めた厚生労働省令です。
定められた場所では作業主任者(酸素欠乏危険作業主任者)による作業環境測定が必要となります。
酸素濃度計の使用タイミングは「作業前」と「作業中」
冒頭でもお伝えしたように、酸素濃度計の使用タイミングは大きく分けて2つ。「作業前」と「作業中」に分かれます。 それぞれにおすすめの機器を紹介しているので、該当の方をクリックしてみてください。
作業前におすすめの酸素濃度計は「コードタイプ」
作業前に酸素濃度計を使う場合は、コードタイプがお勧め!
マンホールや立坑・ピットや井戸など深い場所に作業員が入る前にコードをたらし、 酸素濃度を測定することが出来、安全を確認してから作業を行えます!
最初にご説明したように、法律で酸素欠乏症等防止規則が定まっています。
該当場所で作業する際に事業者は環境測定を行い記録を付ける必要があります。
その第一歩として、その基準に合った適合品を選ぶことが大切なポイントとなります!

コードの長さで選べる3つのラインナップ。
1m、5m、10mと使用場所によってご希望のタイプをお選びいただけます。 検知範囲は0~25.0vol%。 警報も2段階設定で安心!
XO-326Ⅱsの詳細を見る- JIS T 8201:2010 酸素欠乏測定用酸素計適合品で安心!
- 約15000時間の連続使用が可能!
- 自動エアー調整機能を搭載。電源を投入後自動的に21.0vol/%調整。
- わかりやすい警報機能。音とランプでお知らせ。
- センサーをお客様自身で交換可能。コスト低減を実現!
酸素欠乏のおそれがある井戸・立坑・ピット・マンホール・暗きょ・タンク・倉庫・船倉の内部などにおいて、酸素濃度の測定及び監視、又は警報用として用いる酸素欠乏測定用酸素計を指します。

- 地下現場での酸素濃度測定及び中毒防止
- 密閉環境による酸素濃度測定
作業中におすすめの酸素濃度計は「装着タイプ」
作業中に酸素濃度計を使う場合は、装着タイプがお勧め!
小型軽量なので作業着やヘルメットに付けられて作業の邪魔になりません。 トンネル・プラントなどどんな場所でもご使用いただけます。 光と音・振動で危険を知らせ作業員の安全を守ります。
作業中もリアルタイムで酸素濃度を測定することで安全対策となります。 危険時に大きな音で警報が鳴り、光と振動で危険を知らせてくれる機器を選ぶことで多くの現場に対応することが可能です。 一人一つ持つことで、作業員の安全を守れます。

- 単4形アルカリ電池1本で約5,000時間の連続使用可能!
- 厚さ22mm、重さ75gの超薄型軽量+ヘルメットや作業着に装着も可能
- 4方向のランプ、ブザー、バイブレーションで警報をお知らせ
- ピーク値メモリ機能、ピークホールド機能搭載

- 地下現場での酸素濃度測定及び中毒防止
- 密閉環境による酸素濃度測定
複合型ガス検知器のおすすめ
ご希望の酸素濃度計は見つかりましたでしょうか?
実は酸素濃度を測定する環境では、その他のガスも測定しなければならない可能性がございます。 実際には「酸素・硫化水素」を測定する現場や「酸素・硫化水素・メタン・一酸化炭素」を測定する現場がたくさん存在します。 そこで、上記のガスについてもおすすめのガス検知器をご紹介します。 是非参考にしてください!
「酸素・硫化水素」ガス検知器のおすすめ

ケーブルタイプの酸素濃・硫化水素濃度計。 マンホールなどの地下現場に最適の商品です。 検知範囲は0~25.0vol%(酸素)0~30.0ppm(硫化水素)。
XOS-326の詳細を見る- 酸素と硫化水素を同時検知同時表示が可能!
- 測定濃度はデジタル数字で大画面表示!
- ランプ、ブザーで警報をお知らせ
- 5mのセンサ延長ケーブルが標準装備のセンサ分離タイプ
- 海水が滞留していたり、過去に滞留したことのある暗渠やマンホールなど
- し尿、汚水、パルプ液などを入れてあるタンクや溝やピットなど
「4種」ガス検知器のおすすめ

小型装着タイプの4種ガス濃度計。 トンネルや暗渠などの現場に最適の商品です。 検知範囲は0~25.0vol%(酸素)0~30.0ppm(硫化水素) 0~100%LEL(メタン)0~300ppm(一酸化炭素)。
XA-4400Ⅱの詳細情報を見る- 4種のガスを同時検知同時表示が可能!
- 電池1本で1週間稼動。※約40時間
- 3方向のランプと大音量アラーム、バイブレーションで警報で警報をお知らせ
- 本質安全防爆構造(Ex ia IIC T3 X)
- 微生物などがいる場所(メタン)
- 発電機などがある現場(一酸化炭素)など

オプションで8mの延長ケーブルがあるため、装着型でありながらケーブル型としてご使用いただくことも可能です! 様々な現場でご使用いただけます。

他に酸素濃度計の選定ポイントはあるの?
大きく分けてコード型と装着型の2種類酸素濃度計をご紹介いたしましたが、その他に重視すべき選定ポイントはあるのでしょうか?
ガス検知器は命に関わるものですので、購入後のメンテナンス等、先を見据えて購入することが大切となります。
今回ご紹介した機器は全て新コスモス電機製品、安心の日本製です。
製造・修理・校正すべてを国内で行っているため、購入後のサポートも安心。
さらに国内で行うため、センサ交換や修理が低コストで良心的。
是非このあたりも機器を選ぶポイントにしてみてください。
使用タイミングで選ぶ!酸素濃度計まとめ
ご希望の酸素濃度計は見つかりましたか?
「こんなガス測りたいんだけど」「この型式ある?」などご質問あればぜひ弊社までお問い合わせください。 HPに掲載がない型式でもお調べいたします。
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