商品概要
BOD-BARTは、短時間で簡単にBOD値(生物化学的酸素要求量)を測定できるシステムです。BOD値の決定は、1~17時間でおこなうことが可能です。
BOD-BART試験法とは
生の有機物を豊富に含む汚染水は、バクテリアによる有機物の消費が大きいため、BOD値が大きくなります。
BOD値は、水質汚染の監視のうえで最も重要なパラメータであり、定期的にBOD値を測定する必要があります。
従来のBOD試験法
- BOD値の決定に5日間の期間が必要
- 検査水の希釈や曝気等、技術者の専門知識と長い測定準備時間を必要とする
- 溶存酸素計や種々の装置が必要
などなど、測定の費用も高く簡単にBOD値を測定できないデメリットがありました。
しかし、BOD-BART試験法は、BOD値を測定するのに従来法とは全く異なる方法を採用し、これらのデメリットを解消しました。
BOD-BART試験法
- 希釈法でBODを測定する代わりに、検査水中の好気性バクテリアの活性を利用しBOD値を決定
- 生の有機物の量が多いほど、好気性バクテリアの活性が高まり、短時間内にBOD-BARTで陽性反応(青色から透明/黄色の酸化還元状態の変化)が発生
- BOD-BART試験法でのBOD値の決定は、検査水の陽性反応が開始されるまでの時間経過で行われる
特許を有するBOD-BART試験法は、メーカー、大学並びに自治体(排水処理場)との協同のもとに開発され、BOD値の決定は、1~17時間でおこなうことが可能となりました。
自治体(排水処理場)での約1,000例の比較検査では、BOD-BART試験法は従来法と良好な相関関係を示し、10%の誤差内であることが判明しています。
BOD-BART (簡易短時間BOD測定システム) BOD-BART 測定器・計測器の購入なら【測定キューブ】 | 計測機器購入するなら 測定キューブ