「個人ばく露濃度計 / XV-389」を使ってみた
こんにちは！
測定キューブ やぎです☆彡
測定器初心者の新人やぎがお送りする「メーカーさんに聞いてみたブログ」です！
初心者ならではの目線で、メーカーさんにどんどん質問していきたいと思います。
皆さまの機器選びのご参考になると嬉しいです♪
今日はシリーズ第10弾！
新コスモス電機様に「個人ばく露濃度計 / XV-389」をご紹介いただきます。
本日のゲストと機器のご紹介
本日のゲスト：新コスモス電機 営業担当 H様 S様
設立以来、独自のガスセンサ技術を活かした家庭用ガス警報器、
工業用定置式ガス検知警報器、携帯用ガス検知器、さらにはニオイセンサと
その応用商品など幅広い分野の商品を開発。
測定キューブでもポータブル型ガス検知器を中心に、お客様に人気のガス検知器メーカーの１つ。
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本日ご紹介の機器：個人ばく露濃度計 / XV-389
トルエンを始めとする主要ガス17種対応の個人ばく露計です。
「化学物質の個人ばく露測定のガイドライン」（日本産業衛生学会 制定）に沿った測定が可能。
オプションのログデータ収集セットの使用で、トレンドグラフでばく露状態を一目で確認できます。
詳細はこちら→ https://sokutei-cube.com/products/shosai/17582
カタログダウンロード
やぎ（以下や）：今日もよろしくお願いいたします！新コスモス電機株式会社営業担当のH様とS様です。
弊社ショップマネージャーこばやし（以下こ）：本日もよろしくお願いいたします。
新コスモス電機 H様 S様（以下H、S）：こんにちは！よろしくお願いいたします。
個人ばく露濃度計って何！？
や：個人ばく露濃度計って初めて聞きました！
どんな機器なのかよくわからないのですが・・・「ばく露」って何でしょう？
S：「ばく露」というのは化学物質の摂取の事です。
個人ばく露濃度計は、機器を装着した人がどれだけ化学物質を摂取しているのか？という事を確認する機器なんですよ。
や：なるほど。人体に悪影響を及ぼす化学物質の摂取量を管理できる機器、という事ですね。
S：そうですね。現場の安全管理というよりは、作業者の健康の為に使用される機器です。
こ：カタログを見ると、作業着ではなく白衣を着た人のイラストが描かれていますね。
どんな現場で使われる機器なんですか？
H：化学工場、製薬関係、印刷・塗料関係、石油関係など、VOCが発生するあらゆる現場でご使用いただいていますね。
ちなみに2017年発売の新しい製品なのですが、発売開始から一年で需要は5倍に急増しています。
や：1年で5倍・・・！個人ばく露濃度計、導入する企業が増えているんですね！
検知対象ガスは17種！
こ：XV-389は、具体的にどんな化学物質を検知する事が出来るんですか？
H：XV-389は、トルエンをはじめとした17種類の化学物質に対応しております。
や：一つの機器で17種も検知出来るなんてすごいですね！
S：この17種の化学物質は、現場でよく使われるものを選定しているんですよ。
こ：購入時に、17種の中から希望の化学物質を指定するんですか？
H：いえ、XV-389はご使用毎にユーザー様ご自身でご希望のガス種を設定出来るんです。
こ：そうなんですね！では、「今日はこの作業をするからこの物質」というように、現場にあわせて都度設定を変更出来るんですね。
や：色々な薬品を扱う現場でも、この一台で対応出来て便利ですね～！
H：ちなみにXV-389の校正はトルエンで行っていますので、その他の物質の値は換算値となります。
TWA値 STEL値って？
や：カタログにある、「TWA値」「STEL値」って何ですか？
H：「TWA値」「STEL値」というのは、日本産業衛生学会によって定められた、化学物質のリスクアセスメントの為の数値です。
TWA値は「8時間ばく露限界値」、STEL値は「短時間（15分間）ばく露限界値」の事です。
こ：短時間の摂取でも危険に達する量と、一定時間摂取し続ける事で危険に達する量がそれぞれ定められているんですね。
S：その通りです。個人ばく露計は、ログデータを確認して、モニターのように使われる事が多いですね。
H：ログデータをPCに出力する為には、オプションのログデータ収集セット（XV-389L）が必要ですので、セットでのご購入がおすすめです。
3つのおすすめポイント
や：それでは、XV-389の一押しおすすめポイントを教えていただけますか？
S：まず、1つ目のポイントは「低価格」なところです。
VOC検知器って高価な製品が多いと思うのですが・・・XV-389は他社製品とは桁が一つ違います！
こ：本当ですね！他社製品には何十万円もするような機器もある中、かなりお安い価格設定ですね！
S：個人ばく露計を必要とされるお客様は、印刷業界を中心に比較的規模の小さい企業様も多いんです。
そういったお客様に、たくさん機器をご導入頂けるよう頑張りました。
主要ガス17種に対応している上でこの価格、というところがポイントです。
や：なるほど！測定キューブでもどんどんおすすめしていきたいと思います。
他にもおすすめポイントはございますか？
H：2つ目のおすすめポイントは、「小型・軽量設計」です。
高さ4㎝、幅9.4㎝、奥行き2㎝と、かなり小さいです。
こ：スマートフォンと並べてみると・・・これまで取り上げてきた機器のなかでもダントツで小さいですね！
S：重さは、約62gです。
小型でとても軽いので、身に着けていても作業の邪魔になりませんよ。
や：62gと言うと・・・殻付きMサイズの卵1個とほぼ同じくらいの重さですね！
前回ご紹介いただいたXX-2200シリーズよりもさらに軽いです・・・！
H：さらにおすすめポイントがあります。
3つ目のおすすめポイントは、「長い連続使用時間」です。
XV-389は、単4アルカリ乾電池1本で、約30時間連続使用可能です。
S：他社のVOC検知器と比べると、連続使用可能時間の差は約2倍です！
や：さすが新コスモス電機さん！電池持ちは抜群ですね。
XV-389を触ってみた！
や：それでは、XV-389を触らせて頂けますか？
S：どうぞ！
や：実際持ってみると、やはり小さいですね！
卵と同じくらいの重さというだけあって、ほとんど重さを感じないくらい軽いです。
こ：安全ピンで装着出来るんですね。着けてみていいですか？
H：どうぞ！口元の近くに装着される場合が多いです。
標準付属品は安全ピンアダプタですが、オプションでアリゲータクリップもご用意しております。
こ：こんな感じですね。軽すぎて装着感がほとんどないです！
S：では、電源を点けてみましょう。［ON/OFF］ボタンを長押ししてください。
や：「on」の後に「Air」と表示されて、最終的に「0ppm」と表示されました。
S：Air調整が完了すると、検知を開始します。
そのままの状態ですと、リアルタイムのガス濃度が確認出来ます。
［AVE.］ボタンを一度押すと平均値、もう一度［AVE.］ボタンを押すとSTEL値を確認する事が出来ます。
S：警報時には、振動、ブザー音とともに赤いランプが点滅します。
こ：ガス種の変更は、どのように行うんですか？
H：ガス種を変更される場合は、一度電源をお切り頂きまして、［ON/OFF］ボタンと［AVE.］ボタンの長押しで設定を変更出来ます。
設定方法については資料をご確認下さい。
本日のまとめ
☆おすすめポイント その1
「低価格」
数量がたくさん必要な場合も安心の低価格！
なんと・・・他社製品とは桁が違います！！
主要ガス17種に対応している上でこの価格、というところがポイントです。
低価格かつ高機能・高品質。安心の日本製です。
さらに、オプションのログデータ収集セット（XV-389L）との組み合わせでデータログ機能もご使用頂けます。
☆おすすめポイント その2
「小型・軽量設計」
片手にすっぽり収まるサイズ感。
作業の邪魔にならないコンパクト設計です。
重さはなんと、約62g！殻付きMサイズの卵1個とほぼ同じくらいの重さです。
☆おすすめポイント その3
「長い連続使用時間」
単4アルカリ乾電池1本で、約30時間連続使用可能です。
他社の製品と比べると、連続使用可能時間の差は約2倍！
長時間の作業も安心です♪
や：本日もありがとうございました！
低価格でありながら、主要ガス17種対応！
オプションのログデータ収集セット（XV-389L）との組み合わせでデータログも可能！
「個人ばく露濃度計 / XV-389」は、化学物質のリスクアセスメントにおすすめです。
是非、ご検討ください♪
新コスモス電機株式会社様には今後もご登場いただく予定です。
次回もよろしくお願いいたします♪
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