「酸素・一酸化炭素計 / XOC-353II」を使ってみた | 測定キューブ

こんにちは！
測定キューブ やぎです☆彡

測定器初心者の新人やぎがお送りする「メーカーさんに聞いてみたブログ」です！
初心者ならではの目線で、メーカーさんにどんどん質問していきたいと思います。
皆さまの機器選びのご参考になると嬉しいです♪

今日はシリーズ第7弾！
新コスモス電機様に「酸素・一酸化炭素計 / XOC-353II」をご紹介いただきます。

本日のゲストと機器のご紹介

本日のゲスト：新コスモス電機　営業担当　H様　S様

 
設立以来、独自のガスセンサ技術を活かした家庭用ガス警報器、
工業用定置式ガス検知警報器、携帯用ガス検知器、さらにはニオイセンサと
その応用商品など幅広い分野の商品を開発。
測定キューブでもポータブル型ガス検知器を中心に、お客様に人気のガス検知器メーカーの１つ。
 
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本日ご紹介の機器：酸素・一酸化炭素計 / XOC-353II

酸欠・一酸化炭素中毒・熱中症防止に！
WBGT（暑さ指数）表示機能を搭載したコンパクトサイズのガス検知器です。
カラー液晶・表示反転機能・データロギング機能・警報履歴機能など新機能満載！
アルカリ乾電池1本で約5,000時間連続使用可能です。

詳細はこちら→　https://sokutei-cube.com/products/shosai/17581

やぎ（以下や）：今日もよろしくお願いいたします！新コスモス電機株式会社営業担当のH様とS様です。

弊社ショップマネージャーこばやし（以下こ）：本日もよろしくお願いいたします。

新コスモス電機 H様 S様（以下H、S）：こんにちは！よろしくお願いいたします。

WBGTって何！？

や：XOC-353IIは「WBGT表示機能搭載」という事ですが・・・そもそも「WBGT」ってなんですか？？

H：「WBGT」というのは「暑さ指数」の事です。

こ：暑さ指数！最近、日本各地で猛暑が続いているので、熱中症関連のニュースでよく取り上げられていますよね！

S：はい！この夏は、熱中症がとても話題になりましたよね。
「暑さ指数」というのは、熱中症を予防する事を目的として、アメリカで提案された「暑さ」を表す指標です。

H：正式な暑さ指数というのは「気温・湿度・日射、輻射など周辺の熱環境」の3つの要素から算出するのですが、本機では「気温・湿度」から暑さ指数相当の値を算出し、その値から熱中症の危険レベルを3段階で表します。

S：危険レベルは、「赤（危険）/黄（厳重注意）/緑（警戒、注意）」の3色で表示されます。

や：暑さ指数についての知識が無くても、色で簡単に熱中症の危険レベルを判断する事が出来るんですね！

導入事例

や：XOC-353IIは、どんな現場で使われているんですか？

S：製鉄所やトンネル内作業現場が多いです。
あとは食品製造関係など、温度が高く、一酸化炭素が発生する現場で多くご利用頂いております。
昨年販売開始したばかりの新商品ですので、現在市場に浸透中！というところですかね。

や：「暑さ指数」というと夏のイメージでしたが、温度が高くなる現場では年中需要がありそうですね！

H：製鉄所など気温が高くなる現場では、熱中症対策のために暑さ指数計の装着が義務付けられたりしているんです。
一般的なガス検知器には暑さ指数表示機能は付いていないので、ガス検知器と暑さ指数計の2台を装着する必要がありますが、XOC-353IIならこの一台でOKです。

こ：「この一台でOK」というのは便利ですね！やはり作業時は身軽な方がいいですもんね。

4つのおすすめポイント

こ：それでは、XOC-353IIの一押しおすすめポイントを教えていただけますか？

S：はい！XOC-353IIには、おすすめの新機能が多数搭載されています。
まず1つ目は、先程お話しした「WBGT表示機能」です。
WBGT表示機能が付いたガス検知器というのは、現状他に例が無いと思います。

や：たしかに、他では聞いたことが無いです。画期的な機器なんですね！

H：2つ目は、「データロギング機能」です。
オプション品のログデータ収集キットを使って、ICカードのように機器をリーダーにかざすだけでPCにデータ出力が出来るんですよ。

や：かざすだけでOKなんですね！簡単で使いやすそうです。

S：3つ目は、「表示反転機能」と「カラー液晶」が搭載されている事です。
通常のガス検知器ですと、作業服につけたままの状態だと作業者からは画面が上下反対に表示されてしまって数値が見づらいですよね・・・
XOC-353IIは、ボタンを押すだけで画面表示が反転するので、作業服に機器を装着したまま素早く数値を確認する事が出来るんです。

こ：たしかに！上下逆だと、数値を勘違いしてしまう事もありそうなので、便利な機能ですね。

H：カラー液晶では、暑さ指数を「赤（危険）/黄（厳重注意）/緑（警戒、注意）」の3色で表示します。
また、警報時は背景が赤色、センサエラー時は背景が黄色に変化します。

や：ブザーやランプに加え、画面の色でも危険をお知らせしてくれるんですね！

H：液晶は、太陽光の下でも見やすい反射型液晶を採用しているので、日差しの強い屋外でも安心ですよ。
バックライトも搭載しているので、暗いところでもバッチリお使い頂けます。

S：4つ目は、「警報履歴機能」です。
ガス警報の発生時間と警報中のPEAK値およびその時間を確認する事ができます。

こ：「警報履歴機能」ってどんな時に使うんですか？

H：事故が起こってしまった際の、事故当時の状況確認等が中心ですね。

H：これらの新機能に加えて、「アルカリ乾電池１本で約5,000時間連続使用可能」というのもポイントです！

XOC-353IIを触ってみる

や：それでは、機器を触らせて頂いてもよろしいですか？

S：はい！こちらです。

や：わ！すごく軽くてコンパクトですね！片手にすっぽり収まります。

や：横から見るととても薄いですね～！

こ：スマートフォンと並べてみると、半分以下のサイズですね。作業着に装着してみてもいいですか？

S：どうぞ！胸のあたりかヘルメットに装着される方が多いです。

こ：胸ポケットに装着してみました。まるで付けていないみたいに軽いです！

や：ネイビーの作業服に黄色が映えてかっこいいですね！

や：この安全ピンは標準付属品ですか？

H：その通りです。安全ピンだと外れる心配がないので安心ですよ。
オプションでアリゲータクリップもご用意しておりますので、お好みに合わせてご使用頂けます。

S：電池交換は、電池蓋のレバーを持ち上げるだけで蓋が外れるのでとても簡単です。

こ：工具無でOKという事は、どこでも手軽に電池交換が出来ますね！

XOC-353IIでガス計測

S：それでは実際にガスを計測してみましょう。電源ボタンを長押ししてください。

や：3・2・1とカウントダウンされて・・・ピピピッと音が鳴りました！

S：ピピピッという音が鳴りまして、酸素濃度「20.9vol%」と表示されるとAir調整完了です。
電源をいれた場所の大気を基準としてAir調整を行うので、必ず酸欠の無い清浄な環境で電源を入れてくださいね！

や：今は暑さ指数は「緑色」なので、「警戒・注意レベル」という事ですね。

こ：「AIR」ボタンの下にある「T×C」ボタンは何ですか？

H：「T×C」ボタンを押すと、一酸化炭素の積算濃度を見る事が出来ます。
この場所には一酸化炭素が存在しないので、「0ppm」と表示されますね。

や：「積算濃度」って何でしょう・・・？

S：積算濃度というのは、ガスばく露時間（hr）とガス濃度（ppm）を掛け合わせた数値です。
積算濃度も基準値に達すると、アラームが鳴ります。

こ：少ない量でも長時間吸い込むと危険だという事ですね！
一酸化炭素中毒は人体に大きな影響を与える恐れがあるので、積算濃度のアラーム機能もついているとさらに安心ですね。

や：アラーム音も聞いてみたいです！動画を撮らせていただけますか？

S：はい！それでは、センサに息を吹きかけて酸素濃度を低下させますね。

H：初めの短い間隔のアラーム音が二段階目、その後少し間隔がゆっくりになったアラーム音が一段階目です。