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【VOC測定器】測定方式（PID式・熱線型半導体式）の解説とおすすめ機種

VOCとは、揮発性有機化合物（Volatile Organic Compunds）を略した呼び方で、幅広いガスのことを指す用語です。国が排出規制を設けている物質のため、必要に応じて企業や個人の方はVOCを測定する機器を使って測定する必要があります。ただ、「VOCを測る」といっても、測定器には色々な種類があり、選ぶのは少し大変です。そこで、当記事ではVOC測定器の中でもPID（光イオン化式）と熱線型半導体式という測定方式についての簡単な説明と、それぞれのVOC測定方式でおすすめのVOC測定器をご紹介します。

「VOC測定器を探しているけど、どれを選べばいいのかわからない・・・」
という方は、ぜひ測定器選びの参考にしてください。

VOCの測定方式の種類

VOCの測定方式は水素炎イオン化検出分析計（FID）法や触媒酸化－非分散赤外線吸収分析計（NDIR）法など様々ありますが、測定キューブで取り扱いのあるVOC測定器は下記の2つの測定方式の商品です。その測定方式についてご説明します。

PID（光イオン化）式

多種多様な有機化合物や一部の無機化合物に反応するブロードバンドセンサーです。

【検知原理】

PID測定はイオン化室、紫外線ランプ、イオン電流を検出する2つの電極から構成されており、最初に対象ガスがイオン化室に入り、紫外線が照射されます。紫外光のエネルギーにより、ガスが陽イオンと電子に分離します。生成した陽イオンと電子は正負各電極に引き寄せられて電流が発生し、この電流はガス濃度に比例しているため、ガス濃度を検知することができます。

【特徴】

超高感度で低ppmの測定が可能
迅速対応のため、安全対策を即座に実施することが可能

熱線型半導体式

小型・省電力で、長期安定性に優れており、またガスの選択性にも優れたセンサーです。

【検知原理】

金属酸化物半導体表面でのガス吸着による電気伝導度変化を、白金線コイルの両端よりみた抵抗値変化として測定します。

【特徴】

ガスに対する選択性がある（H2, CH4, C2H5OH等）
半導体式に比べ､初期安定時間が短く､小型化､省電力化が可能
低濃度可燃性ガスの検出に適した高感度型

測定キューブで取り扱いのあるVOC測定器

PID（光イオン化）式

VOCモニター　トキシレイプロ PID

標準で10.6eVランプを搭載した小型VOC測定器です。スタンダードモデルではモニタリング機能も搭載。 95dBの大音量、赤色LED、振動の3種のアラームで危険を告知リチウムイオン充電池で12時間以上連続稼働(通常操作時) 手袋をしていても操作ミスが少ない、シンプルな2ボタンインターフェイスを採用

121,000（税抜）～

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? 携行型VOCモニター　MiniRAELite+

標準で10.6eVランプを搭載したVOC測定器です。フィールド測定に強い防水・防塵構造(IP-65)。応答速度3秒(T90)のリアルタイム測定値を連続表示が可能。ブザー、赤色LEDの2種類のアラームを搭載。機能を絞ったコストパフォーマンスの高い1台！

312,200（税抜）～

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携行型VOCモニター　MiniRAE3000+

標準で10.6eVランプを搭載したVOC測定器です。データログ機能を標準装備(1分間隔で6ヶ月)。日本語を含む12カ国語対応の言語表示！安心の防爆構造(IECEx: II 1G Eex ia IIC T4)。フィールド測定に強い防水・防塵構造で労働衛生から環境測定まで幅広く使える1台！

478,700（税抜）～

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携行型VOCモニター　ppbレイ3000+

標準で10.6eVランプを搭載したVOC測定器です。日本語を含む12カ国語対応の言語表示。フィールド測定に強い防水・防塵構造(停止時IP-67、作動時IP-65) 安心の防爆構造(IECEx: II 1G Eex ia IIC T4) データログ機能を標準装備したppbオーダーの分解能を誇るハイエンドモデル！

791,600（税抜）～

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