「携帯用水質測定器MD600」を使ってみた
おはようございます!
測定キューブ いなばです。
今日は1台で70項目以上の測定が可能な携帯水質測定器MD600を使ってみました!
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MD600の基本情報
窒素・リンやCODなどの水質管理において、主要な項目を測定するためのプログラムを70種類以上内蔵しており、測定現場で迅速、正確、簡単に測定できます。
※MD600の測定原理は、吸光分析法に基づいており、試料溶液に試薬を加えて呈色させた溶液の吸光度を測定して、試料溶液中の目的成分の濃度を求める原理の水質測定器です。
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まずは本体を見てみましょう!
軽々片手で持ててしまう重さです。
小型ハンディタイプというのも納得です。
ちなみに横から見るとこんな感じです。
では早速計測してみました。今日は70項目のうちSS(懸濁物質)の測定をしてみます。
事前にサンプル調整を行います。
約500mlのサンプル水をミキサーに入れ、高速で約2分混合します。
事前準備はそれだけ!操作はいたって簡単です。
①電源を入れます。
②シフトを押しながらメソッド番号の数字を入力。
今回はSSの測定のため384を入力し、最後にシフトを離して「↲」ボタンを押します!
入力が成功すると測定したい項目名が画面に表示されます。
③ゼロ校正を行います。
清潔なセル(24mm径)に10mLの脱イオン水を加えキャップをしっかり閉めます。
セルを、マークの位置に合わせて(セルの▽と機器の△を合わせる)セル室にセットします。
ZEROキーを押します。
④サンプルをセットします。
混合したサンプル水をかき混ぜ、すぐにセルをサンプル水ですすぎ、10mLのサンプル水を加えます。
ZERO校正と同様にマークの位置を合わせてセル室にセットします。
TESTキーを押します。
ディスプレイに結果が「mg/TSS(浮遊物質(SS))」の単位で表示されます。
今回はなんと、188mg/TSS!濁ってますね、、|д゚)
MD600の測定範囲は0~750mg/L TSSです。
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測定上の注意
1.浮遊物質の光度定量は、重量法に基づいて行います。通常、実験室ではろ過済みのろ紙を103℃~105℃のオーブンで乾燥させ、残余物の重さを測定して行います。
2.高い精度が求められる場合、サンプル水の重量測定を行います。この結果は、同じサンプル水で光度計を校正するのに使用できます。
3.予測される検出限界は20mg/L TSSです。
4.清潔なプラスチックまたはガラスの容器にサンプル水を取り、できるだけ早く測定します。サンプルの保管は、4℃の温度で7日間です。
5.妨害
●気泡により影響が発生します。気泡は、容器を軽く振ることにより除去することが出来ます。
●660nmで光が吸収されると、着色の影響が生じます。
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初心者でも簡単に操作出来てとっても便利です。
小型で防水構造、暗いところでも使えるバックライト付きとなれば
どこへでも持ち運べちゃいますね!!
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それではまた次回♪お楽しみに(*´Д`)
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